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雪解けの朝

朝、水の流れる音に、目を覚ました。

窓を開けて、驚く。

昨日、あれほど白一色だった世界が、今は光の中にある。

雪は、もう殆ど溶けている。
これなら、今日の予定になんの心配もいらない。


そうだ、まずは腹ごしらえ。

近所のコンビニへと、歩く。

この道も、何度となく歩いたのだけれど、

今日ほど輝いて見える時はなかった。

見ると、隣のマンションの壁を伝って、雪解け水が小さな滝を作っている。
音の正体は、これだったんだ。

一度も話したことはなかったが、あの顔なじみのコンビニ店員は、
僕がいなくなったことを、果たして気にかけるだろうか。
毎週、少年ジャンプを立ち読みして、ごめんなさい。
そんなことを考えていたら、大好きなチキンドリアを買ったと思い込んでいたのに、
エビドリアを買っていた。

ああ、開け放たれた窓から、生活の始まった音がする。
僕は知らずにいたけど、たくさんの人が、幸せを営んでいた。

雪解けの光の中、僕は思う。
ここは、こんなに素敵な場所だったのだ。

今日は、引越しの日だ。

いつだってそうだ。 旅立ちはいつも、光り輝いている。

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