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レクイエム「歓送」

今日のライブでは、どうしてもやりたかった曲をひとつ、
やや無理やりプログラムに組み入れてみた。


あの「シクラメンのかほり」で有名な、小椋桂 先生による、知る人ぞ知る大名曲、
「歓送の歌」だ。


歓んで、送る。 と書いて、「歓送」。

「出会いのその日から、街のよどみ消えて 星たちに輝きよみがえり 僕に力が。 君のおかげさ。

互いの情熱と夢をぶつけ合って、透き通る涙を流したね。 汗に隠して。」


歌の中では、けして言及されていないのだけれど、

僕にはこの歌、どうしてもレクイエムとして印象付けられている。

それは、やはりあるアニメ作品の影響だろう。

中学生時代に夢中になったそのビデオアニメーション(今やその響きすら懐かしい、OVAというリリーススタイル!!)の名は、
「銀河英雄伝説」という。

そのアニメの中の、主人公のひとり「ヤン・ウェンリー」の死を印象付ける使われ方をしたEDテーマソングだからだ。
それは、もう、分かりやすすぎるぐらい、死亡フラグであった。(笑)

歌の中では限定こそされないが、作詞も手がけた小椋桂 氏自身、
このアニメへの楽曲提供を気に入っていたらしく、
とくに件のヤンというキャラクターへの思い入れは大きかったこともうかがい知れるので、
「彼が最期のときを迎えるエピソード」という事をはっきり意識して楽曲製作に挑んだことは、想像に難くない。

また、アニメーションの監督の方でも、
「ファンにとってヤンをお濃い浮かべる歌になるように」と、
当然そういう効果を考えてオーダーを出したことだろう。


そう、だから僕にとって、ごく当たり前にこの歌は「ヤン・ウェンリー」のテーマソングであり、
レクイエムなのだ。
13歳の、あの冬からずっと。



・・・・先日、当のアニメ監督、石黒昇さんがお亡くなりになった。
宇宙戦艦ヤマトなどアニメ黎明期から活躍している、長老のひとりだった。

子供のころ、夢中だったものを作り上げた人。

そんな存在が、今はもういなくなったと知ったとき、
「ひとつの時代」なんていうことでは言いあらわせない、
とても個人的な「終焉」を感じた。

僕は、もう、あの冬にはいない。
あのビデオテープも、きっともう擦り切れてしまっているかもしれない。


この歌は、レクイエムと感じるかどうかは人それぞれに任されているけど、

ひとつ確かにこれだけは雄弁に語っている事がある。

「君に逢えた事を誇りに思う。
今、君の別れに際して、僕は笑って送り出そう。」

そんなストレートな親愛の情、青春の想いだ。

そう、青春。

これは青春の歌なんだ。

「若いからじゃなくて、夢に挑むことで、僕たちに別れはないと言う。
心、通えば。」


そして今、思い返してみれば、

あのアニメで描かれていたのも、
実は青春そのものだったと、ふと感じた。

(for 石黒昇 監督 。  13歳の冬と27歳の春より。)
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